直近の統計指標解説

【8月13日】
機械受注
 内閣府が発表した6月の機械受注は、民間設備投資の先行指標である船舶・電力を除く民需の季節調整済前月比が▲2.7%、マーケット予想である同▲7.0%より良好だった。全体の需要先別では、官公需同▲28.2%、外需同▲16.7%、民需同▲6.0%、民需のうち、製造業が同+2.4%、非製造業同▲13.4%。4-6月の船舶・電力を除く民需では前期比+6.8%と5四半期ぶりにプラス転換となった。内閣府の判断は、「緩やかな持ち直しの動きが見られる」から、「穏やかに持ち直している」へと変更した。

【8月12日】
国内総生産(GDP)
 内閣府が発表した4-6月期の国内総生産第一次速報値は、年率換算前期比+2.6%と3期連続のプラス成長だった。マーケット予想(同+3.6%)を下回った。個人消費は同+3.1%、公的固定資本が同+7.3%となる一方で、住宅投資は同▲1.0%とマイナス転換、民間企業設備投資は同▲0.4%と6期連続の水面下だった。輸出は同+12.5%と2期連続の2桁成長、輸入は同+6.2%と2期連続増だった。総じて内外需とも成長に寄与した内容だった。

【7月30日】
鉱工業生産、雇用統計、消費支出
 経済産業省が発表した6月の鉱工業生産は季節調整済前月比▲3.3%と5カ月ぶり水面下となり、マーケット予想同▲1.5%を下回った。内外需が思わしくない自動車関連業種や電子部品・デバイスの低下が影響した。製造工業予測指数では、7月前月比+6.5%、8月同▲0.9%。基調判断では、「穏やかな持ち直しの動き」を維持した。
 総務省公表の労働力調査による6月の失業率は3.9%と5月に比べ0.2%ポイント改善、マーケット予想4.0%と比べても改善した。年代別では15~24歳が6.4%と0.7%ポイントの改善、25~34歳は5.5%と前月比変らず、35歳~44歳は3.4%と0.%ポイントの改善だった。
 厚生労働省発表の5月の有効求人倍率は求職者数横ばい、求人数増加により0.92倍とマーケット予想0.91倍と比べても改善した。
 総務省発表の6月の実質消費支出(2人以上の世帯)は前年比▲0.4%と2カ月連続の減少。交通・通信(同▲9.5%)、光熱・水道(同▲3.7%)、住居(同▲16.5%)などが影響した。勤労者世帯では実質前年比+0.9%、17カ月連続増だった。

世界の株価

<2月21日のNYダウ概況>
★2月21日のNYダウは、利益確定売りに押され反落。終値は16,103ドル30セント、前日比▲29ドル93セント。
★高値16,191ドル92セント(+58ドル69セント)、安値16,093ドル80セント(▲39ドル43セント)、12銘柄上昇、17銘柄下落、1銘柄変わらず。
★上昇率トップはウォルト・ディズニー(+1.19%)とナイキ(+1.19%)。
★下昇率トップはヴェライゾン・コミュニケーションズ(▲1.77%)、次点はシェブロン(▲1.68%)。
★シカゴ日経平均先物期近(ドル建)終値は、14,800円(大証終値比▲30円)。
<NYダウ工業株30種平均株価(週足)>

★ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は、所謂NYダウ。
★チャートで赤線は13週移動平均線、青線は26週移動平均線。
★NYダウだが、先週末終値16,154.39ドル、前週末比+2.3%。13週移動平均が上値圧迫。大寒波から先行きく公表される米国統計に期待出来ず。目先、13週移動平均を軸に神経質な展開に。
★先週末日経平均株価は14,313.03円、前週末比▲1.0%。為替が円高ドル安に振れやすいので、14,800円前後が上値圧迫続く見込み。(2月16日記)
【1546】(NEXT FUNDS)ダウ・ジョーンズ工業株30種  週足
★野村証券が販売している ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価を対象株価指数したETF。
★指数に採用された銘柄の株式に投資し、日本円換算した対象株価指数に連動する投資成果を目指す商品。
★チャートで赤線は13週移動平均線、青線は26週移動平均線。
★ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は$建てだが、このETFは円建てなので、円/$相場の変化が加味されている。
【ドル建て日経平均株価】 週足
★日経平均株価をドル建てでチャートを作成。
赤線は13週移動平均線、青線は26週移動平均線。
★円高進行により週間高値を更新するなど、ドル建ては円建てと違った動き。
【ユーロ建て日経平均株価】 週足
★日経平均株価をユーロ建てでチャートを作成。
赤線は13週移動平均線、青線は26週移動平均線。

 

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